スカイプ設立者、インターネットテレビサービスの詳細を明かす
http://jp.ibtimes.com/article/technology/070117/3613.html
インターネット電話大手スカイプの共同設立者ヤヌス・フリス氏と二クラス・センストロム氏は16日、「ベニス・プロジェクト」の名称で進められていたインターネットを通じたテレビ番組サービス「Joost」の詳細を明らかにした。
新プロジェクトはファイル共有ソフトと地上波放送の要素を統合するもの。テレビへの配信に移行する可能性があるが、まずはパソコン上で、テレビをより簡単に楽しく視聴できることに焦点を置く。JoostはSkypeのようにユーザーがフリーでダウンロードできるソフトとして提供され、インターネット上で興味あるチャンネルと番組を視聴することができる。開発者が独自の機能を開発できるようにオープンで提供される予定。
プロジェクトの最高経営責任者フレドリック・デ・ワール氏によると、現在はベータバージョンとしてテスト期間中である。コンテンツはコメディー、スポーツ、音楽、ドキュメンタリーなどがある。米ワーナーミュージック、英September Films、 蘭Endemol NVと契約しているが、サービスの成長に合わせて、コンテンツ契約を世界的に展開していく計画だという。サービスでは広告を扱う予定だが、地上波に比べて、より簡素で、頻度も少なくなる予定。
フリス氏によるとJoostはKazaaやSkypeの後継ソフトにあたるもの。Joostのユーザーは、ビデオを視聴するためにダウンロードしながら、帯域の一部をビデオストリーミング共有のために使用する。この技術によって、少数のサーバーで世界中の多くのユーザーにビデオを配信することができる。製品版の提供開始時期は決まっていないという。
(01/17 11:38)
スカイプ創業者ら、オンラインビデオ企業Joostを設立
http://www.yomiuri.co.jp/net/cnet/20070116nt05.htm
SkypeとKazaaをこの世に送り出したJanus Friis氏とNiklas Zennstrom氏の2人が、自らオンラインビデオの新興企業を設立した。
両氏が、ネットのエンターテイメントを渇望する人々を集めようと立ち上げたのはJoostだ。Joostはルクセンブルクに本拠を構える。
関係者は数カ月前から、この新会社を「The Venice Project」というコード名で呼んでいた。Joostの広報担当によると、Joostという社名を選んだのは、響きが気に入ったからだという。(Friis氏はデンマーク人だが)このような言葉のデンマーク語はない。
Joostの最高経営責任者(CEO)であるFredrik de Wahl氏によると、映画会社やケーブルテレビ局など、インターネット上で高品質ビデオを配信したいと考える人々に対し、高速で効率の良い、低コストの配信手段を提供するのが同社の計画だという。その実現に向けて同社が利用するのが、Friis氏とZennstrom氏がSkypeとKazaaで利用したPtoP技術だ。
輝かしい起業の経歴をもつFriis氏とZennstrom氏も、この分野では、多くの競合企業との競争に直面する。ビデオ配信プラットフォームを提供する企業として既に確固たる地位を築きつつあるYouTubeやAppleなどだ。
Joostはまだ映画やテレビ番組の大手制作会社と提携できていないことから、今後の道のりは険しいと思われる。たくさんの視聴者を擁しているわけでもないのに、映画会社の幹部らにコンテンツを提供してもらうことは非常に難しい。
一方、PtoP技術の分野では、Joostはインターネットビデオ企業へのライセンス供与を巡ってBitTorrentと競うことになる。また、ケーブルや映画専門チャネルの人気コンテンツを無許可で配信するサイトが増加していることも脅威となる可能性がある。このような企業の1社、TVU Networksは2006年夏のサッカーワールドカップの際に、試合がPCで見られるとして話題となった。TVU Networksは、番組を排除するよう警告されるまで、HBOやCNN、Disney Channel、NBA TVのコンテンツを配信していた。
Joostは、テレビとPCの統合を目指す他社より優れた視聴環境を再現するソフトウェアを擁することを強みにしたい考えだ。折りしも、映画業界がインターネットでのコンテンツ配信を試そうとしている。Warner Bros.では、知名度のさほど高くないビデオ共有サイトGubaや、かつてはデジタル著作権の侵害で悪名高かったBitTorrentと配給契約を結んでいる。
Joostの洗練された技術さえあれば、エンターテインメント企業もFriis氏とZennstrom氏という実績ある起業家たちに、賭けてくれるものなのかもしれない。
チャネルは、メニューからリンクをクリックして切り替える。また、「TiVo」のようなコンテンツコントローラを使い、番組にアクセスする。番組の早送りや巻き戻しも可能だ。
同社は、テレビコマーシャルと同じように表示されるインターネット広告を中心に広告展開して運営コストをまかなう予定だ。
「このような広告なら、テレビ業界や視聴者にもわかりやすい」(de Wahl氏)(CNET Japan)