ヨーロッパ・北米でアニメのオンディマンドチャンネル開始(5/27)
ヨーロッパと北米を中心に展開する新しいオンディマンドTVチャンネルGONGが、オープンした。本社はロンドンに置かれるが、番組はヨーロッパと北米の36カ国に配信される。
GONGは従来のテレビ放映とは異なり、オンディマンドのシステムを利用してパソコンやモバイル、iPod、MP3に向けてアニメ番組のダウンロード配信を行なう。
http://animeanime.jp/biz/archives/2007/05/527.html
チャンネルは主要な顧客層を15歳から30歳の男女と定め、カッティングエッジな日本のアニメ作品を国際的に配信することを目指している。
現在は『スレイヤーズ』、『一騎当千』、『コスモウォーリア零』、『ガンフロンティア』などの作品が並べられている。
GONGはTFIやEVP、FOXキッズ、JETIXヨーロッパで子供向けのアニメのビジネスの経験があるベノイト・ルネル氏とターナーブロードキャスティングとカートゥーンネットワークでアニメビジネスの経験があるアンドレ・デ・セミリヤン氏が立ち上げた。
彼らによればこれまでのテレビ放送は多く視聴者層を見過ごしている一方で、視聴者のニーズは大きく変わっているとしている。新しい世代のための新しい放送が望まれているし、特に日本アニメやマンガのファンはそれを待っているという。
また、それと同時にインターネットとモバイルを通じて、アニメの人気を世界にもっと広げたいとしている。
GONGはフランスのクラブインターネット、TF1ヴィジョン、イギリスではBTヴィジョンダウンロードストアーでインターネット配信される。また、イギリスとポーランドのオレンジTVのモバイルサービスで配信される。
さらに今年1月に立ち上がったインターネットTVサービス「JOOST」を通じて、ヨーロッパと北米の36カ国に番組が配信される。JOOSTはインターネット電話のスカイプの創業者が立ち上げたベンチャー企業であるが、日本のアニメコンテンツは同社のビジネス推進にも大きな力となりそうだ。
アメリカでは日本のアニメの放映は、地上波テレビから退潮が続いている。一方で、ケーブルテレビでの放映や有料のアニメ専門チャンネルで放映拡大の動きも見られる。大衆向けには厳しいが、今後もニッチな市場では需要が高いと見られている。
今回のサービスは、同様にヨーロッパでも、子供向けでないマニア向けの番組放送に隠れたニーズがまだまだあるとの考えが前提にあるようだ。
GONG http://www.gonganime.com/index.php?l=EN&c=GB
JOOST http://www.joost.com/