省エネPCを月13ドルで提供~ゾンブがサービス開始
省電力型パソコンを、携帯電話のように月ぎめで利用できる新しいサービスが登場した。
http://www.usfl.com/Daily/News/07/07/0724_015.asp?id=54463
ニューヨーク・タイムズによると、サービスを提供するのは、シリコンバレー企業のゾンブ(Zonbu、カリフォルニア州メンローパーク)。無料の基本ソフト・リナックス(Linux)で動くパソコン「ゾンブ」を自社サイト(zonbu.com)を通じて99ドルで販売し、毎月12.95ドルを徴収する仕組み。基本的にはパソコン本体(大きさは葉巻の木箱ほど)だけを販売し、キーボードやマウス、モニターはオプション販売となる。
ゾンブを立ち上げたのは、フランス出身でスタンフォード大でコンピュータ技術を学んだグレゴワール・ジェンティル氏と、元アップル幹部でシリコンバレーで数々の企業を立ち上げた経験を持つアラン・ロスマン氏。「ゾンブを使えば月の電気代を最大10ドル減らせる」と、両氏とも自信を見せる。ゾンブの消費電力は15ワット、一般的なパソコンは200ワットだ。環境配慮型の電子機器であることを示すグリーン・エレクトロニクス評議会の評価基準「Epeat」で、ゾンブはパソコン製品として初の最高評価を得たという。
ゾンブ本体のチップはVIAテクノロジーズ(台湾)製で、インテル製品と互換性がある。記憶装置に4ギガバイトのフラッシュメモリーを採用することで、ディスク・ドライブ、冷却用ファンなど電力を大量に消費する部品をなくした。アプリケーションは、「モジラ・ファイアフォックス」ブラウザ、スカイプのネット電話サービスなどが搭載されている。
ジェンティル氏は、パリの実家で「いつもウィンドウズPCを壊していた父」の面倒を見た経験から起業を思い立った。ロスマン氏とともに、「未経験者でも扱えるレンジや洗濯機のようなパソコン」作りを目指し、携帯電話のように売る可能性に挑戦した。ジェンティル氏は「自宅に置く2台目のパソコンとして売りたい。子供用、台所用にはゾンブがぴったりですよ」と話している。