いまさら聞けないITのイロハ
もともと、この連載を始めるきっかけとなったのが、パソコンを通じて電話やチャットができる「スカイプ」である。ある人からスカイプでメッセージをもらった。
http://www.ohmynews.co.jp/news/20071016/16187
その人は初めてスカイプを使ったらしく、「これ便利ですねぇ」というメッセージ。本来スカイプというと音声会話が主流だと思われるのだが、その人はマイクなどをつないでいないとかで、チャットだった。
スカイプの画面
「前からスカイプをやってるんですか?」
と聞かれたので、2年前から使っていると言ったら驚かれた。僕としては、まったく普通なんだけどなぁ。
さて、そんなわけでスカイプだ。これはパソコンを通じての電話である。ソフトは無料でダウンロードできて、ネットにブロードバンドで常時接続しているパソコンならば、通話料も特にかからない。
僕は「AMDS Report」というサイトの編集長をやっている。そこで、仕事をお願いしていたライターさんが、
「電話代がかかるので、打ち合わせはスカイプでいいですか?」
と言うのだ。それで、初めて存在に気づいた。2年前のことである。これまで「Yahoo!メッセンジャー」やら「MSNメッセンジャー」を使っていたので、音声コミュニケーションができることに驚きはしなかったんだけど、まあ、ダウンロードしてみた。
そして、たまたま家にあったヘッドセットをつないでみたんだけど、これがびっくり。というのも、それまでのメッセンジャーではモタついていた音声が、まるで電話と同じように話せるのである。す、すごい。これだと話していてもストレスがないなぁって感じで使い始めたのが最初である。
また、スカイプは、ファイルの送信などもスムーズである。スカイプで話しながら、画像を送ったりすると、すぐに反応が音声で返ってくるのもうれしい。URLなどを送ったりして、このサイトはどうなんだろう、なんて話せる。
特におもしろかったのが、ミクシィでお互いのマイミクを「この人はどういう人か」などとスカイプで話しながら見ることができる点だ。しかも、スカイプがすごいのは、Mac OSの人でも普通に使えるということ。他のメッセンジャーでは、Mac OS版がなかったり、Windows版よりも機能が劣るものもあるのだ。
そんな便利なツールであるスカイプなのだが、不便なことといえば、便利だから使ってみてよと知り合いにお願いしても、なかなか使ってくれないことだ。どんなに便利なものでも、相手が使っていなくては意味がない。今でもスカイプで話すのは決まってわずかな人たちである。しかも、いちいちマイクをつないだりするのも面倒だったりする。
スカイプは設定により、誰からの受信も受け付けることも、受け付けないこともできる。受け付けるにすると、もう世界中、いろんな人から話しかけられる可能性がある。一時、中国人の女性からしきりに会話の申し込みがあった。最初のころはおもしろがって話していたが、最近はうっとうしいので拒否している。彼女たちの目的はなんだったんだろう。
ま、そんなことはさておき、このところスカイプがまたまた注目を集めているのは、携帯端末でも使えるということだ。電話機能がついていないイー・モバイルの携帯端末などでもスカイプを使うことができるわけで、これは便利だ。さらにスカイプ専用の携帯端末も出ている。
相変わらずスカイプで話すのは特定の人たちだし、その人たちにしても常に会話できるわけではない。端末の前にいないと話ができないのだ。相手が端末の前にいれば、通話料を気にせずに使えて便利だけれど、まだまだ携帯電話の代わりとしては使えないというのが実感だ。