フォン、SFで無料ワイファイ提供へ~消費者による通信網構築モデルで挑戦
高速無線LAN技術のワイファイ(Wi-Fi)通信網を世界で提供するマドリッド拠点のフォン(FON)は、ワイファイ接続サービスをサンフランシスコで展開する。
http://www.usfl.com/Daily/News/08/01/0124_007.asp?id=58374
レッド・ヘリング誌によると、ワイファイ共有地域社会を形成することで知られるフォンが最初に構築するのは、商業・住居区が混在する同市カストロ地区で、ルーターを無料で提供する代わりに、同社の世界的ワイファイ網に自動的に組み込む。
サンフランシスコでは、これまでにもグーグルとアースリンクがワイファイ通信網構築を計画したが断念し、企業と政府が共同で進めた合弁事業のミュニシパル・ワイファイも昨年8月に資金不足で打ち切られた。同市で現在進められているのは、スタートアップのメラキ・ネットワークスによるワイファイ通信網構築計画だけとなっている。
通信網敷設のコストと良質のサービスをどれほど販売できるかを考慮すると、半官半民のワイファイ・サービスがサンフランシスコで成功するのは考えにくい。その一方で、フォンのやり方なら実現する可能性が高まる、と業界専門家は期待する。
フォンの会員は、ラ・フォネラ(La Fonera)と呼ばれる独自の無線ルーターを自宅や事務所に設置する。それによってワイファイ通信網を構築するのがフォンのやり方だ。同社のルーターは、所有者の個人的通信用の帯域幅と、ほかの会員がアクセスできる公衆通信用の帯域幅を分離できる仕組みだ。
フォンは、グーグルやスカイプ、ブリティッシュ・テレコムからの出資を受けている。米国では、ケーブル・テレビ大手タイム・ワーナー・ケーブルと提携している。