出張もゴルフもこれ1台――ビジネスマンのためのPSP使いこなし術
3月18日、携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」でネット電話「スカイプ」が利用できるようになる。昨年秋に発売された新型PSPは軽量・小型化され持ち運びやすくなった。ゲーム機にとどまらない「マルチメディア・ツール」として使い勝手がよくなったPSPのビジネスマン向け利用術を検証する。
http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=MMITee000010032008
■スカイプ、ワンセグ、カメラ――周辺機器も拡充
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のPSPは2004年12月にインターネットブラウザーやメディア再生機能を備えたゲーム機として発売された。同時期に発売された任天堂の「ニンテンドーDS」との携帯ゲーム機競争が注目されたが、DSが「脳トレ」などタッチペンを使ったゲームでブレイクしたのに対し、PSPはソフトタイトル数の不足などで販売台数が伸び悩んでいた。
販売をてこ入れすべく投入された新型PSP(PSP-2000)は社内の予想を上回る売れ行きを見せ、国内累計販売台数は800万台を超え、ソニーは2007年度通期の出荷台数予測を300万台上方修正した。新型PSPはケーブルで繋いだテレビに映像を出力できるようにしたほか、周辺機器を外付けすることでワンセグやスカイプに対応するなど実用性が高まった。「新型PSPが発売されてからSCE社内でもPSPを持ち歩く社員を見かけることが増えた」(SCEマーケティング担当者)という。
■PSPをテキストリーダーとして使うツール
<拡大>
PSPをパソコンと接続して、パソコンが巡回したサイト情報をPSPに転送する「通勤PSP」
「ゲーム好きというよりガジェット好き」というPSPユーザーの高橋守さんは、ゲーム以外の機能をもっと活用するためソフトを自分でつくってしまった。映像制作会社という仕事がら出張や撮影の待ち時間が多く、この時間を有効に活用したいと考えていた高橋さん。インターネットを巡回して集めた情報をパソコンからPSPに転送して通勤時間にまとめて閲覧できるソフト「通勤PSP」を作成したところ周囲から好評を得て、「通勤ドットコム」というソフト配布・活用サイトを開設した。要望に応えて「iPod」対応版や「Windows Mobile」対応版も作成したがPSP版が一番人気で、累計10万ダウンロードを達成したという。
通勤PSPでは無線LAN環境のない場所でもニュースやブログを閲覧できるほか、青空文庫で公開されている電子書籍をPSP向けHTMLに変換してダウンロードし、テキストを縦書きで読むこともできる。「資料を印刷する代わりにPSPに出力するという感じ。PSPは字が読みやすく、電池の持ちもいいので使いやすい」(高橋さん)。今後、音声読み上げ機能の追加なども検討しており、満員電車の中でも効率よく情報を収集できるよう独自コンテンツも拡充していく予定だ。
<拡大画像>
ニュースサイトのテキストを新聞のように縦書きに変換して読める
<拡大画像>
時刻表も収録できるほか、カレンダー機能も搭載
■PSPを仕事で使いこなす~平日編
では、具体的にはPSPをビジネスシーンでどこまで使いこなせるだろう。平日と休日それぞれの利用シーンを考えてみた。