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最新記事【2009年05月22日】

 テレビ会議製品は,インターネットや社内ネットワークを介して,遠隔地にいる人同士がディスプレイでお互いの顔を見ながらのコミュニケーションを可能にする機器/ソフトウエアである。社員が出社できなくなったり海外出張できなくなったときでも,遠隔拠点をつないで社員同士でコミュニケーションがとれるため,緊急時に業務を止めないための手段として有効だ。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090513/329905/?ST=management

 テレビ会議製品は,実現方法や用途で大きく三つのカテゴリに分けられる。(1)パソコンを使うタイプの「Web会議システム」,(2)専用装置を使う「テレビ会議システム」,(3)部屋全体を作り込んだ「テレプレゼンス・システム」――である。それぞれを見ていこう。

手軽に導入できるWeb会議システム

 Web会議システムは,簡単に導入できるのが特徴である。自宅勤務が必要になった場合に,専用のハードウエアを各社員の自宅に設置するのは現実的でない。こうしたケースでは,パソコンにWeb会議用のソフトウエアをインストールして使えるWeb会議システムが有効である。パソコンには,市販のWebカメラとヘッドセットを接続し,個々のパソコンをWeb会議用のサーバーと連携させて映像や音声をやりとりする。

 Web会議システム製品は,端末やサーバーなどの必要な機器/ソフトウエアがセットで提供されているタイプと,ASPサービスとして提供されているタイプがある。料金は,同時接続ユーザー数やクライアント・ライセンス数などによって異なる。ASPサービスでは,これらに加えて利用時間が料金に反映されるケースがある。Web会議システムの製品/サービスとしては,NTTアイティの「MeetingPlaza」(セット提供とASP提供)やブイキューブの「nice to meet you」(ASP提供)などがある。


図1●パソコンに市販のWebカメラやヘッドセットを接続して使う「Web会議システム」

写真は,ブイキューブの「nice to meet you」。

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 Web会議システムは,専用端末ではなくパソコンを使うので,データ共有機能などを充実させている製品が多い。例えば,会議の参加者がお互いにデータをやりとりしたり,参加者の一人のパソコンに入っているファイルを会議の参加者全員に見せたり共同で編集したりできる。ただし,映像や音声データはソフトウエアでエンコードするので,品質は専用のビデオ会議システムに比べてやや劣る。

 ちなみに,Webを使ったビデオ・コミュニケーションを実現する方法としては,無料で提供されているビデオ機能付きのインスタント・メッセンジャー・ソフトや音声通話ソフトを利用する手もある。スカイプ・テクノロジーズの「Skype」やマイクロソフトの「MSNメッセンジャー」,ヤフーの「Yahoo!メッセンジャー」などである。ただしこれらは,基本的には1対1の会話しかできない。また,映像や音声の品質なども市販のWeb会議システムより劣るケースが多い。

専用装置を使うテレビ会議システム

 テレビ会議システムは,実際に対面で会議をしている状態に近づけた製品である。カメラ,マイク,スピーカをセットにした専用装置をテレビやディスプレイと組み合わせて使う。前出のWeb会議システムと比べると,画質や音質を向上させているのが特徴である。カメラやマイクで集めた映像や音声を遅延なく処理するために,映像や音声をエンコードするための専用チップを搭載している製品が多い。こうして,テレビ/ディスプレイに遅延なく映像と音声を出力する。

 テレビ会議システムの利用方法は,専用端末同士を1対1でつなぎ,離れた拠点間で通信するのが基本である。会議をする際は,一方の端末からもう一方の端末を呼び出す。複数拠点で会議をしたい場合は,どこかの拠点に他地点接続装置(MCU:multipoint control unit)と呼ばれる機器を設置する。

 広めの会議室での利用を想定して,パン(水平方向への移動),チルト(垂直方向への移動),ズームといった機能を持っている製品も多い。こうしたテレビ会議システム製品としては,ポリコムジャパンの「HDXシリーズ」や日本タンバーグの「Set-top 990/880/770 MXP」などがある。


図2●専用のカメラやサーバー機器を使う「テレビ会議システム」

写真は,ポリコムジャパンの「HDXシリーズ」製品群。

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臨場感まで再現するテレプレゼンス・システム

 テレビ会議製品の最上位に位置付けられるのが「テレプレゼンス」と呼ばれるシステムである。遠隔地にいる相手の姿を等身大で映し出し,会話相手が実際に目の前にいるような臨場感を実現する。

 テレプレゼンス・システムは,ディスプレイ,テーブル,壁,天井といった部屋全体を作り込んだ状態で提供される大掛かりなものである。ディスプレイにはHD(high definition)品質の高解像度のものを使い,50インチ・クラスの大型ディスプレイを複数つないで横長の巨大スクリーンを作り出す。音声は,ステレオ・マイクを数カ所に取り付けた立体音響システムを採用し,話をしている人の方向から音を出す。

 こうした高品質のやりとりを実現するためには,大量なデータを滞りなく流すためのネットワークが欠かせない。このため,おおよそ1拠点当たり,数M~20Mビット/秒以上の帯域が必要になる。

 国内で販売されているテレプレゼンス・システムとしては,シスコの「TelePresence 3000」,日本ヒューレット・パッカードの「Halo Collaboration Studio」などがある。大掛かりなシステムのため,価格は1拠点当たり1000万円以上と高価である。


図3●テレビ会議の最上位製品「テレプレゼンス・システム」

写真は,シスコの「TelePresence 3000」。

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(半沢 智=ITpro) [2009/05/21]

セカンドライフを運営するリンデンラボのJoe Linden氏が公式ブログにて、セカンドライフ内でスカイプのように通話できるVoIPシステムを開発していることを明らかにした。

http://www.secondtimes.net/news/world/20090521_voip.html

VoIPとは「Voice over Internet Protocol」の略で、インターネットプロトコル(IP)ネットワークを使用してリアルタイムに音声データを送受信する技術。主に社内LANを使用した内線電話やスカイプなどのインターネット電話に活用されている。

現在開発が進められているVOIPシステムは、セカンドライフユーザーに電話番号に相当するコードを割り当ててお互いに通話できるようにしたり、インワールドにいるユーザーとログインしていない人同士が携帯電話や固定電話で通話できるようになるといったもの。月々か年単位での有料サービスとしての提供が検討されているという。

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